くらし情報『長山洋子「洋楽のリズムが体に…」演歌デビュー叶えたアイドル時代のマハラジャ通い』

2021年11月29日 06:00

長山洋子「洋楽のリズムが体に…」演歌デビュー叶えたアイドル時代のマハラジャ通い

まずはアイドルとしてデビューする』と、方針が変わってしまったんです。戸惑いはしましたが、あまりに忙しくて、悩む時間はまったくなかったですね」

フィンランドで作られた原曲に、日本語の詞をつけたカバー曲を急きょ、レコーディング。「お人形さんのように、言われたとおりに動いて」、ようやくデビュー日に間に合わせたという。

「新人賞の賞レースで、ミニスカート姿で同期のアイドルと並んでいるときは“演歌を歌うつもりだった私が、なんでここにいるのかな?”と疑問に思っていました」

■芸能人は顔パスで…マハラジャ通いで鍛えられたリズム感

とはいえ、忙しかったのはデビュー1年目だけ。2年目に入ると、あらたにデビューしたアイドルに注目が集まるように。

「毎月初めにスケジュール表を渡されるんですが、2年目に入ると“うそでしょ、印刷し忘れてない?”って思うくらい、真っ白に。“これが現実か……。このままでは忘れられてしまう”って、血の気が引く思いでした」

そんな時期に、ディスコから生まれたバナナラマのヒット曲『ヴィーナス』と出合い、日本語バージョンを「洋子に歌わせてみようか」ということになったという。


「それまでディスコとは縁遠く、縦ノリで歌う経験もなかったため、事務所のスタッフから『勉強のつもりで、マハラジャに行って遊んでこい』と言われたんです。

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