くらし情報『長山洋子「洋楽のリズムが体に…」演歌デビュー叶えたアイドル時代のマハラジャ通い』

2021年11月29日 06:00

長山洋子「洋楽のリズムが体に…」演歌デビュー叶えたアイドル時代のマハラジャ通い

そこに、私たちビクター少年民謡会の子どもたちが登場し、郷ひろみさんにコブシの回し方を教えたりしたんです。付き添いの母親たちも興奮していたし、私もミーハーだったので、ご一緒したタレントさんから、サインをもらっていたと思います」

出演時、芸能事務所のスタッフに声をかけられたのが、歌手デビューのきっかけとなった。中学卒業後、芸能コースがある高校へ進学し、デビューの準備が始まった。

「演歌も民謡と同じように考えていましたが、ぜんぜん別ものでした。民謡はギリギリのキーまで上げておなかから声を出しますが、演歌は“間”を作ったり、抑えて歌う部分もあります」

技術的な練習はできるが、歌の世界観には人生経験も反映される。

「市川昭介先生からは『もっと切なく』『もっと哀愁を出して』とアドバイスされるんですが、高校生の私には、“切なさ”とか“哀愁”とかが、なかなか理解できなくて……」

1年半以上レッスンを受け、高2の春(’84年)には、阿久悠が手がけた『雪国』という曲でデビューすることまで決まっていた。

「デモテープも作っていて、いつでもレコーディングできる状態。それなのにデビュー4カ月前に、『洋子に演歌は早い。

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