2021年12月12日 06:00
おおたわ史絵の人生拡げた女子大生時代の“ボディコン”ディスコ通い
「ダンスの授業があって、顧問の先生がすごく熱心だったんです。創作ダンスに取り組み、衣装も生徒たちで作って、学内コンクールに参加したりしました」
ただ、楽しみといえばそのくらいで、大学受験の勉強に追われる毎日。おおたわさんは父親が自宅で内科を開業していたこともあり、幼いころから“将来は医師になる”と決めていたという。
「“親戚に医者と弁護士がいるといい”なんて言われていた時代で、そういった周囲の期待もあったから、ほかの道を考えたことはありませんでした」
真摯に医学に向き合う父の姿からも、大きな影響を受けた。
「すごく勤勉で努力家。朝の5時から起きて医学書を読んでいたり、夜中でも日曜でも『具合が悪い』と患者さんから電話がかかってくると、往診に出かけたりしていました。そんな父を見ていると、遊びたいし、怠けたいと思っている、こんな私に医者が務まるのかという不安もありました」
だが父親は“人生の幅を広げるためにも、医学以外のことも経験すべき”と、さまざまなチャレンジを応援してくれた。
「なんとか医大に進学できたのですが、真面目な女子が多い医科大学ということもあり、大学生活は決して華々しくはありませんでしたね(笑)。