2022年2月19日 11:00
「結婚は生殖のため」国の主張に“同性婚映画祭の実行委員長”が反論
という。
「自治体によって制度の内容が異なります。移住先にパートナーシップ制度がない場合もあり、非常に不安定なものなんです。また契約や医療、相続などが関係する場合には、“公正証書の取得”が必要になる場合もあります。パートーシップ制度はあくまでも通過点であり、ゴールではありません」
東海林氏は’95年、『第4回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』で審査員特別賞を受賞。そして近年、ゲイ老人の性と苦悩を描いた『老ナルキソス』や日本で初めてトランスジェンダー女性の俳優オーディションを経て制作された『片袖の魚』といった作品が世界中で上映されている。
そんな彼は、国側が「同性婚は自然生殖する可能性がない。社会的に承認もされていない」と主張した際、Twitterに《これまでに同性愛者やトランスジェンダー、性的マイノリティの表象を作品で扱ってきた監督、脚本家、プロデューサー、演じてきた俳優たちも一緒に声をあげてくれないだろうか?って期待は捨てずに持ってるよ》とつづっていた。
「『どうして誰も声をあげないんだろう』とずっとモヤモヤしていました。1人のバイセクシャル男性として、そして1人の映画監督として……。