くらし情報『安藤優子語る認知症の母の壮絶介護「家族だけでは限界あることも…プロを頼って!」』

2022年5月7日 06:00

安藤優子語る認知症の母の壮絶介護「家族だけでは限界あることも…プロを頼って!」

「一緒にいると母は用もないのに30秒に一度は私を呼ぶ。一緒にいなくても、毎朝10回は電話が来る。姉にも同じです。『いい加減にして!』と何度も衝突しました」

認知症の症状の一つである、被害妄想も安藤さんを苦しめた。

「もともと大らかで社交的だった母が、人が変わったようにえげつない妄想や、むき出しの言葉を吐き出すんです。助けてくれようとしている人に対してひどい言葉を発する母が許せませんでした」

なんとか1年間は気力を振り絞って母の介護を続けたが、その1年で、家族全員が心身ともにボロボロの状態にまで追い込まれた。

「もう家族だけでの介護は無理。そう思って、高齢者施設を探し始めました。
3人で何十軒も見学に行って、入所する施設を決めたはいいものの、施設に入りたくない母を連れて行くのも骨が折れて。’10年に『家の水道工事があるから』と、嘘をついて施設へと連れて行きました。けれど、頭のいい母はすぐに感づいて『家があるのになんでここにいなきゃいけない』『恩知らず』と、罵詈雑言の嵐。さすがに心が折れました」

相変わらず、知らない人に介護されることを拒んでいたみどりさん。入浴補助をするスタッフをつねり「訴えてやる」

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