くらし情報『安藤優子語る認知症の母の壮絶介護「家族だけでは限界あることも…プロを頼って!」』

2022年5月7日 06:00

安藤優子語る認知症の母の壮絶介護「家族だけでは限界あることも…プロを頼って!」

と暴言を吐く。施設から逃げ出し家に帰ろうとしたこともあり、安藤さんの罪悪感は日に日に増していった。

「母から罵倒されたことや“施設に入れた”ことへの後ろめたさでいっぱいになって、『もう私が引き取ろう』と思ったんです」

■在宅介護を引き留めたお手伝いさんの言葉

安藤さんを思いとどまらせたのは、安藤さんの家に勤めていた元看護師のお手伝いさんだった。

「『優子さんが海外に行っているときどうするんですか?夜中は誰がお世話するんですか?あなた1人での介護は無理。できないことを一時の感情にまかせて言わないで』そう、諭されました」

このことが安藤さんにとっては、大きな転換点となった。

「この言葉がなければ、私は1人で母の介護を抱え込むことになっていたでしょう。以前、介護殺人に関する本を読んだことがあるのですが、あのとき母を引き取っていたら、他人事ではなかったと思います。それくらい大きな岐路だったと思います」
その後、みどりさんは半年ほどかけて、施設での暮らしを少しずつ受け入れていった。


「介護士の方が上手に話を聞いてくれたりして、母は徐々に心を開いていきました。それに、プロの方々は介護される側に最小限の負担でケアすることができます。

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