2022年6月22日 15:50
山口百恵さん 貧しい幼少期に母から指導…長男・祐太朗にも受け継ぐ“清貧の教え”
ただ私の中で、バッグの価値は6万円ではないのだ》
《何より、無駄にお金を使うことほど、馬鹿なことはない。贅沢をしようと思えば、きりがない》
どんなときもブレない価値観を持ち続けた百恵さん。’80年に友和と結婚したあとも質素な暮らしぶりは変わらなかった。
「結婚後の百恵さんは一般人として、あくまで普通の生活を望んだんです。お手伝いさんをお願いすることもなく家事も全て自分でして、少しでも安いスーパーがあれば足を運ぶ。そんな当たり前の幸せな家庭を築き、お母さまの教えを守り続けました。
ですが、そのお母さまも’89年に60歳で他界。しかも、そのころ友和さんの仕事も不調で、新築した家を手放すことも考えていたそうです。
そんな友和さんに百恵さんは『10万円なら10万円の、千円なら千円の生活をするだけよ』と言い切ったのです。百恵さんの泰然自若とした姿勢に、友和さんもずいぶん励まされたといいます」(前出・知人)
百恵さんは結婚後にキルト作りを始め、’19年には作り続けた作品を集約した『時間(とき)の花束Bouquetdutemps[幸せな出逢いに包まれて]』(日本ヴォーグ社)