2022年7月23日 06:00
BTS苦闘の練習生時代 RMがグループの原点…SUGA辞退も考えた
今年4月には『Butter』で2度目のグラミー賞にノミネートされ、会場でパフォーマンスを披露。BTSは、まばゆいまでの実績と影響力を世界中に刻んできた。
そんな彼らが「グループ活動休止」を涙ながらに語った今だからこそ原点に返り、7人それぞれのデビューまでの軌跡を追いたい。
■1日7~8時間のレッスン1部屋に7~8人が寝食をともにする練習生生活
「BTSが7人グループとしてデビューするまでに、30人以上の練習生たちが宿舎に出入りしていたんですよ」
そう教えてくれたのは、ソウル在住の芸能ジャーナリスト、ソ・ビョンギさんだ。BTSのデビュー前からメンバーを見守ってきた彼は、さらに続けて言う。
「パン・シヒョク氏は、まずは門限も何も強制せず、ダンスや歌のレッスン、曲作りも本人の自主性に任せていた。ただし、3カ月たっても見込みがなければ宿舎を出ていってもらう。
音楽が心底好きで資質があって、態度も性格もいい少年だけが本格的なレッスンに残るのです」
「パン・シヒョク氏」とは、韓国の大手芸能事務所から独立し、’05年に自らの会社「ビッグヒット・エンターテインメント(現・ハイブ)」(以下・ビッグヒット)