くらし情報『元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ち』

2022年9月4日 06:00

元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ち

と言う。ならば、聖書をきちんと読めば、彼らの言っている意味がわかると思ったのだ。しかし、旧統一教会では、聖書を独自の解釈で読んでいたという。自分たちを正当化するように、都合よく、かいつまむようにして。

「聖書について『正しい読み方を教えてほしい』と牧師に頼み込みました。3カ月ほど教会に通ううちに彼から『聖書のことを正しく教えてくれる学校がある』と教わったんです。それが東北学院大学のキリスト教学科でした」

竹迫さんは21歳のとき、同学の門をたたく。

「半年も学ばないうちに彼らにはまず目的があり、そのためにキリスト教を悪用していたにすぎない、そう思いましたね」

大学を卒業して、竹迫さんは牧師になった。


■本人を人間として尊重してあげれば、信者は自主的にやめていくことに気がついた

「最初の青森の教会で10年、その後、白河に移って今年でちょうど20年です。牧師になって以降、旧統一教会関連の相談はさらに増えました。でも青森時代、脱会支援はあまりうまくいきませんでした」

竹迫さんによれば、当時は脱会を促すため、信者を半ば監禁状態において、こんこんと説得を続けるという手法が主流だったという。

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