くらし情報『100歳目前で舞台へ!浪曲を愛した玉川祐子師匠』

2022年9月11日 06:00

100歳目前で舞台へ!浪曲を愛した玉川祐子師匠

「すごいですね」と、記者が感嘆の声を上げると、うれしそうに笑ってこう続けた。

「頭使うのはいいこと、記憶力だっていいんだよ。山手線一周でしょ、それから京浜東北線、高崎線に常磐線……、ぜ~んぶの駅名、こん中に入ってっからね」

そう言って、自分の頭を指さして胸を張った祐子さん。そこで記者は山手線の駅名を諳んじることをリクエスト。

「よ~し、山手線だな。まず上野、次が御徒町、秋葉原、神田……」

興が乗ってきた祐子さん。どことなく浪曲の節のように駅名を並べ続けている。

「それから、東京、有楽町、浜松町、田町……」

あれ?新橋が抜けた?記者が口を挟むと祐子さん、「あ!」と声を出し、顔を赤らめ頭を抱えた。


「あーーー、ダメだ、ダメだ、あ~あ~、自慢になんねえね~(笑)」

少女のように恥ずかしがる、アラ100の祐子さん。かわいらしいその姿に、団地の6畳間は、大きな笑い声に包まれていた。

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