2022年12月30日 06:00
「消火器はリビングに!」老親の火災死防ぐ実家の“火の用心”チェック11
実家で暮らす老親が火災に遭わないために、前出・芳賀さんのアドバイスのもと作成したのが、以下の「年末年始の帰省の際にチェックしたい“火の元”リスト」だ。
□ 過熱防止機能が付いたコンロを使用しているか
コンロに加熱防止機能が付いていない場合は、コンロを使用する際、ほかのことをしないように親に警告を。建物火災の原因の1位はコンロからの出火。天ぷらなどで油が温まるまでの間にほかのことをしていて、火をつけているのを忘れてしまうケースが最も多い。
□ 寝室のドア(出入口)の近くにストーブが置かれていないか
親の寝室での就寝場所を確認する。ベッドを置いたりふとんを敷いている場所は、ドア近くの避難しやすいところがベスト。そしてドア付近にはストーブを置かないこと。ストーブ周辺で出火した場合、出口が炎でふさがれてしまい室内から逃げられなくなる。
□ ストーブ(石油、電気)は安全装置付きを使用しているか
2010年以前の石油ストーブや石油ファンヒーターを使っている場合、不完全燃焼防止装置、給油時消火装置などの安全装置が付いていない可能性がある。電気ストーブの場合も転倒時消火装置等の安全装置が付いているかをチェック。