くらし情報『第8波死者2万人の恐怖!コロナ・インフル・RSウイルスの同時流行「トリプルデミック」の危険性』

2023年1月19日 06:00

第8波死者2万人の恐怖!コロナ・インフル・RSウイルスの同時流行「トリプルデミック」の危険性

これまで鳴りを潜めていたウイルスの流行が重なったことで、コロナだけ対処していたときとは異なり医療機関での負担がかなり多くなっています」

全米で猛威を振るっているRSウイルスについて、感染症学が専門の長崎大学大学院の森内浩幸教授が解説する。

「RSウイルスは飛沫や接触により感染していきます。初めてかかった子どもは重症化するリスクが高く、ときに命にかかわることもある乳幼児の細気管支炎や肺炎の大半はRSウイルス感染症によるものといわれています。その症状はコロナやインフルエンザとすぐに区別がつかず“コロナの疑いがある人は診ません”という医療機関が少なくないなか治療が遅れてしまうことが危惧されます」

RSウイルスは、ここ10年ほど国内では秋に流行しているが、本来は“冬場のウイルス”。日本でもいつ再燃するか予想がつかないという。

「さらに日本では子どもの感染症と捉えられているRSウイルスですが、欧米では免疫の弱くなった高齢者にも非常に危険なウイルスだと認識されています。国内でもRSウイルスに感染した高齢者が肺炎を起こしたり、持病が悪化したりして亡くなるケースが報告されています。孫から祖父母にうつったり、高齢者施設などで大規模なクラスターが起きたりしてもおかしくないのです」

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