くらし情報『入居者も介護者もひとつの家族“理想的なついのすみか”「ぽらりす」』

2023年3月5日 06:00

入居者も介護者もひとつの家族“理想的なついのすみか”「ぽらりす」

どんなことされても笑って許せるようじゃないと、介護の仕事は無理。些細なことに目くじら立てる人はやらない方がいい」

どんなことされても笑って許せるようじゃないと、介護の仕事は無理。些細なことに目くじら立てる人はやらない方がいい」



【前編】「わが家よりもここで死にたい!」“看取りの家”「ぽらりす」代表・岡田美智子さんより続く

茨城県つくば市の介護型サービス付き高齢者向け住宅「ぽらりす」。介護福祉士の岡田美智子さん(69)は、この施設の代表である。

2004年に開業した「ぽらりす」。入居した人たち皆が皆、「ここで最期を迎えたい」と話し、地域の医療従事者たちも「理想的なついのすみか」と口をそろえる。その理由は、ルールやマニュアルで入居者を縛り付けない家族的な運営にある。昨今の施設では当たり前のように見受けられる各部屋の扉をロックする電子錠もない。
岡田さんが作り上げた、いまどき珍しい“ゆる〜い”施設は海外メディアが取材に訪れるほど、国内外から注目を集めている。

■逃げてしまった介護業者。置き去りにされた3人の高齢者を引き受ける形で船出した

岡田さんは1953年、茨城県土浦市に2人姉妹の長女として生まれた。1歳下の妹が生まれてすぐに両親は離婚。姉妹は母の女手ひとつで育てられた。

中学時代の夢は「保母さんになること」。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.