2023年4月23日 06:00
【初告白】嘉門タツオ、天国の妻へ「二度と酒は飲まない」飲酒運転事故の供述で“浅はかな考えで嘘を”
1月8日のライブは最高の完成度だった
「どうもようこそ!あけましておめでとうございます!今年、デビュー40周年を迎えております、嘉門タツオです!」
1月8日のこと。東京・渋谷のライブ会場SHIBUYA Pleasure Pleasure は300人と満員の盛況だった。
ヒット曲『鼻から牛乳』のサビがリフレインするなか深紅のギターを肩に掛け、白いジャケットで登場したのは、シンガー・ソングライターの嘉門タツオ(64)。’80年代に登場し『小市民』『鼻から牛乳』などあまたのコミックソングで、年齢性別を問わず笑わせてきた希代のパフォーマーだが、その名を最も知らしめ、親しまれる存在に押し上げたのは『替え唄メドレー』(’91年)だろう。
替え唄のレパートリーを盛り込みながら『明るい未来』や『炎の麻婆豆腐』などの近作を2時間超ノンストップで披露した嘉門だったが、私生活では、昨年9月につらい別れを経験していた。
14年間連れ添った愛妻・こづえさんに、脳腫瘍の一種「びまん性星細胞腫」で、57歳の若さで先立たれていたのである。
嘉門は、11月にそれを公表していたが、この渋谷公演の冒頭では喪中であることに触れず「年賀の挨拶」