ピーコにも行方不明報道が…認知症による徘徊・失踪防ぐなら「靴に名前」を!
貸し出しをしている自治体もあります」(朝田さん)
【6】全身写真を撮っておく
いなくなったことに気づいたら、すぐに近所の警察署に届け出をしよう。警察や近所の人に知らせる際、役立つのが本人の写真だが、撮り方にひと工夫が必要だ。
「顔だけでなく、靴まで含めた全身の写真を撮っておくこと。見知らぬ人が見てもピンとくるように、背中や腰が曲がっているとか、ご本人の特徴がわかるような写真を見せることで、見つけてもらいやすくなります」(朝田さん)
【7】靴に名前・連絡先を書いておく
せっかく保護されたのに「身元がわからない」ということにならないための備えもしておきたい。
「名前は言えても、住所がわからないという認知症の方は多いです。いつも履いている靴や、持ち歩いているカバン、携帯などに名前と緊急時の連絡先を書いておきましょう」(朝田さん)
上着などと違い、靴は決まったものを履くことが多いため、まずは靴に記入するのがおすすめだ。
突然起こることが多い徘徊だが、朝田さんによると、外へ出たそうに出口をうかがったりするのは、前兆の場合があるという。より注意して見守ろう。
度重なる徘徊の不安に家族は疲れてしまいそうになるが、朝田さんによると「徘徊する期間はだいたい半年程度で終わる」