くらし情報『「持ち家へのこだわり」「中古品への忌避」「小銭貯金」昭和のお金の価値観が身を滅ぼす』

2023年6月12日 15:50

「持ち家へのこだわり」「中古品への忌避」「小銭貯金」昭和のお金の価値観が身を滅ぼす

また、昭和の常識を若い世代に話すと、反感を買うこともあります。前時代的な間違った常識を押し付けてしまうのも問題です」

そこで、今はもう古くなった昭和の常識を教えてもらおう。

【資産形成のために積み立て保険に加入する】

昭和の保険は年5~6%という高金利を背景に、万一に備えつつ、資産形成できる“積み立て型”が人気だった。だが、この低金利時代に資産を増やす効果はさほど期待できない。さらに払い込み満了前の早期に解約すると、払ってきた保険料より、解約返戻金は少なくなる。保険はあくまで万一に備えることを目的に、掛け捨てタイプも検討しよう。そして資産形成は保険以外の方法で。

【資産運用を銀行に任せてしまう】

昭和の銀行が扱っていたのは預金が中心だった。
当時は5年もの定期預金の金利が5%などという時代で、預金だけで十分お金が増えた。今の銀行は投資信託や外貨建て保険などを扱う“金融商品の小売店”と化している。他社が運用する金融商品を販売し手数料を稼ぐ仕組みで、銀行は資産運用のプロではない。「銀行なら安心」と思い込んでリスクの高い商品に手を出し、老後破綻する人も。

【妻が財産を夫名義の口座に集約してしまう】

昭和時代は世帯主の夫名義の口座を妻が管理する家庭が多かった。

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