くらし情報『「持ち家へのこだわり」「中古品への忌避」「小銭貯金」昭和のお金の価値観が身を滅ぼす』

2023年6月12日 15:50

「持ち家へのこだわり」「中古品への忌避」「小銭貯金」昭和のお金の価値観が身を滅ぼす

持ち家へのこだわりが破綻への道(写真:zon/PIXTA)

持ち家へのこだわりが破綻への道(写真:zon/PIXTA)



「昭和のころは5~6%の金利が珍しくなく、10年預けたら元本が2倍になる養老保険などもありました。今の超低金利時代とはまったく違いますから、お金の常識も変わって当然です」

そう話すのは30年以上マネー情報を発信し、時代の変遷を見てきたファイナンシャルプランナーの坂本綾子さん。

「消費税が初めて導入されたのが1989年、平成元年です。つまり昭和のころに消費税はありませんでした。もちろんスマホも生まれていませんし、Suicaなどの交通系ICカードもありません。

クレジットカードは特別な買い物にだけ使うものでした。日常の支払いは、現金以外の選択肢がほとんどなかったのです」(坂本さん、以下同)

昭和、平成、令和と時代が移るなかで、日本はバブルが崩壊し、リーマンショックや大震災を経てきた。今ではキャッシュレス決済が浸透し、銀行や証券会社もネット上の取引が盛んだ。


「これほど時代が変わっていますから、昭和のころは妥当な判断だったとしても、当時の常識をそのまま令和の今に当てはめるのは無理があります。大きな損失につながることもあるでしょう。

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