泉房穂「政治家に向いていない」7歳年下妻が語る明石市長当選から暴言辞任まで
市長に返り咲いた。
’23年に市長の座を降りるまで、子育て費用の無償化以外にも養育費の立て替え、障害者配慮条例、高校進学のための給付型奨学金・無料学習支援、ジェンダー平等条例など数々の実績を残した。
「私が行った政策の大半は妻からのアドバイスです。私が自信をもってやったといえるのは、12月28日までだったゴミの収集を31日までにしたことぐらいかな。家ではゴミ出し当番で、年末の大掃除のあとのゴミを家に残したまま年を越すのが嫌だった。それで市長になってすぐ、大みそかまでゴミ収集をするよう決めたんです。これ以外のほとんどは、妻と話したことを私が形にしただけ。妻と結婚していなかったら、それこそ10歳のときの誓いは形にもなっていません」
泉が市長を辞めて1年以上が過ぎた。
再び洋子さんに語ってもらおう。
「最近の泉は、愚痴を言ったり、イライラしたりすることが格段に減りました。自己肯定感がすごく強い人で、独りよがりな面もあるから市長時代は議会や職員に対して『なんでわからないのかな』とブツブツ言っていました。
その一方で、今は『忙しい、忙しい』のオンパレード。東京と往復する仕事も増えたし、どんな仕事でもしっかり準備するタイプなのでそのしんどさや緊張感もあるみたいですが、楽しくやっているようです」