難病の息子抱える43歳主婦が始めた「保護猫カフェ」に密着
小さな子どもたちと接することで、夏海ちゃんを思い出してつらくなったりはしないのだろうか。
「たしかに町でベビーカーを押すママを見ると羨ましかったり、いま、なっちゃんが生きてたらって考えちゃうこともある。でも、たとえ短くても、なっちゃんと過ごした時間のなかで得たものを大事にしたかった。障害のある子に対して、社会にはまだまだ偏見を持っている人がいます。軽々しく動物を捨てる人もいます。だから、子どもたちに、小さな命、か弱い命に優しい人になってほしいと心から思っているんです。それがいつか、なっちゃんのような子に対する偏見を社会からなくすことにもつながると、私は信じているんです」
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