内山信二 「月収3千万から仕事ゼロへ」さんまが救った窮地
「16歳から仕事がまったくなくなりました。高校も嫌になり退学して。ときおり声がかかるといえば、『あの人は今』企画。それには絶対出たくなかったんです。でも、19歳まで仕事が何もなかった」
仕事のない内山のどん底を救ったのは、やはり“さんま大先生”だった。
「仕事がない時期に、さんまさんの舞台に呼んでもらった。それがなければ僕はもう芸能界をやめていました。さんまさんに『どうするんだ?相撲にでも行け~』と言われて。
芸能界か相撲界か、となったら、もう芸能界しかないと決心できたんです。3年間は月に1度、事務所に電話して『今月はどうですか?』と仕事の確認をしますが、『ないよ~』と、ひと月がその一言で終わる。当時はつらかったですね」
転機は19歳。「まいう~」というセリフでおなじみのグルメ番組『元祖!でぶや』(テレビ東京系)に呼ばれた。
「石塚(英彦)さんに、“若いデブがいない”と声をかけてもらって。その翌年、20歳からドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)も始まり、シリーズ化されて、ごくせん効果もあり仕事再開に完璧のタイミングでした」