歴代2位視聴率も違和感残る24時間テレビの「寝てない」発言
賛否両論のチャリティ番組であり、「感動ポルノ」という言葉が先立ちすぎている24時間テレビ。しかしそれは「特番の福袋」であり、日テレの本気なのだなと改めて理解することができました。
■24時間頑張る=愛や感動を与える行為なのか?
意外と面白い!そんな感想を抱いた今年の24時間テレビですが、随所に感じる“違和感”は正直どうなのだろうと疑問が残りました。それは24時間テレビの後半に差し掛かると見かける「寝てないアピール」です。
目をしぱしぱさせたMCが「寝ていませんが、まだまだ頑張ります!」と発したり「眠くないです!飛ばしていきます!」と元気アピールしたり(※2)。もちろん24時間連続放送ですから、出演者が過酷なのは理解しています。しかし今の時代に寝てない(寝不足)アピールをテレビがしてもいいのでしょうか。
24時間耐久=睡眠時間を削って体を張ることで、感動は生み出せる
眠気を殺して挑む本気=素晴らしい番組作りにつながる
とでも言っている気がして、まるで今の日本が問題としている長時間労働&ブラック企業を間接的に肯定しているようにも感じました。