杉本彩×『しっぽの声』夏緑が語り合う「日本の動物問題」
あくまでも買えるのは保護動物だけというようにしなければいけないと思います」
夏「杉本さんから伺ったお話では、殺処分に関わるエピソードも興味深かったです」
杉本「動物福祉の向上を願いながらも、病気や老齢、収容可能頭数の超過などの理由で殺処分せざるをえなかった現場の人々の葛藤は、想像を絶するものです。自分の無力さを痛いほど感じながら、活動している人たちもいるのです」
杉本は犬猫の保護活動を25年間続けており、その活動のなかで動物たちを襲っているさまざまな問題を知った杉本は、活動を広げていき、’14年2月には公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを設立。自身も地方の行政施設や被災地から引き取った8匹の猫と3匹の犬と同居中。来年は「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正される予定で、杉本も東奔西走の日々を送っている。
杉本「長年芸能活動をしてきたおかげで、政治家や行政の担当者に会ってもらいやすいとは思います」
夏「杉本さんならではの活動ができるわけですね」
杉本「ほかの団体さんからの意見も整理して国や行政に伝えることもEvaの役割の1つです」