泥水に野菜漬ける作業員も…危険すぎる米国・中国食品の実態
その原因の1つとして有力視されているのが牛肉。牛肉の輸入量は’70年ごろから増加していますが、この増加曲線がホルモン依存性がんの増加と一致するのです」
乳がんは、いまや日本女性のがん罹患数第1位。また’08年には、かつて日本人に少なかった子宮体がんの罹患数が、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が原因の子宮頚がんを超えた。
「エストロゲンが細胞のがん化にどう働きかけているかは明らかになっていませんが、影響がないはずがない。エストロゲンを投与すると乳がんが発生することは、半世紀も前のマウス実験でわかっています。’14年にはハーバード大学が、牛肉に代表される赤身肉は乳がんのリスクを22%高めると発表しました。とくに思春期前と更年期の女性は体内のホルモンバランスが崩れるため、影響を受けやすいといわれており、月経不順の原因にもなりえます」
ホルモン入りの肉を食べ続ければ、男性にも影響が出るといわれる。女性と同じくホルモン依存性がんの発症リスクが高くなるほか、精子減少の可能性も指摘されている。
また、E2に比べて危険性は低いものの、アメリカ産鶏肉のE1の値は、牛肉よりも高いという。