ムダ遣い防止法を専門家が提言「買い物は午前中に男性と!」
バーゲンには消費者心理を利用した“落とし穴”がいくつも潜んでいます。たとえば、バーゲン会場でありながら、定価で売られている“セール対象外商品”というのは、セール品の安さを際立たせるための、“おとり商品”。店側が多くのセール品を買わせるために、客を“緩やかに誘導”しているのです」(大江さん)
そこで、今回のノーベル賞を受賞した「行動経済学」の観点から、ムダ遣いや衝動買いをしないための賢いお買い物術を、大江さんにアドバイスしてもらった。
■ふだんから買い物リストを作るべし
「バーゲンセールをやっているのを見ると、“買わなきゃ損!”と思うことがありますよね。それは、『認知バイアス』といって、“お店が損をしてまで大サービスをしている”と思い込んでいるからなんです。これがあると、いらないものまで買ってしまう可能性があるので要注意です」(大江さん・以下同)
それを防ぐには、“必要なもの”“買わなければいけないもの”をふだんからリストアップしておくことだという。