長生きすれば得「トンチン年金」は何歳まで生きれば元取れる?
生命保険のように死亡保障がなく、保険料は掛け捨てか解約返戻金が低くなっている分、長生きするほど多額の年金がもらえる仕組みになっている。
そこで、どれだけ長生きすればお得になるのか最大手保険会社のトンチン年金『グランエイジ』で試算してみた(ただし、条件の差額、端数や税金などを除き、単純計算した場合)。
加入できるのは50歳から87歳まで。健康状態などが無告知なのも、「お金にかける保険」だからだ。契約から年金受給開始までの保険料の払込期間は最短10年。死ぬまで年金を受け取れる「5年保証期間付き終身年金」を選択した。
【例:Aさんの場合】
■55歳で加入。払込期間:10年(最短)、65歳まで。
年払い額:約85万円(月約7万円)、累計保険料:約850万円。■65歳より年金受給開始。年金年額:約30万円(月2万5,000円)、5年確定終身年金。
55歳で契約し、毎月約7万円を定年まで払い続ければ、最短65歳から毎月約2万5,000円の年金を一生涯受け取ることができる。ただし払い込み保険料総額約850万円の“元”がとれるのは、29年目の94歳ということに。