今季は灯油も高騰…荻原博子伝授するお手軽「冬の省エネ術」
国は、おもに環境問題の観点から、省エネを推進している。私たちにとっては、家計を考えるうえでも、省エネは重要な課題だ。
「特に今季は、灯油が高騰しています。全国平均価格は1リットルあたり83.8円と12週連続で値上がり中です(’17年12月6日・資源エネルギー庁発表)。18リットルだと1,500円超になり、寒冷地など灯油をよく使う地域では、大きな痛手かもしれません」
そこで、荻原さんが冬こそ取り組みたい省エネ対策を紹介。
「まず、部屋全体を暖める暖房は、設定温度を少し下げることで、電気や灯油を節約することができます。たとえば外気温が6度の日に、エアコンの設定温度を21度から20度へと1度下げると、ひと冬で1,170円の節約になります(資源エネルギー庁による試算・以下同)。同様の条件で灯油のファンヒーターを使った場合は、ひと冬で10.22リットル、856円の節約になります。
加えて、部屋全体を暖めることばかり考えず、必要な範囲だけ、個別に、できるだけ狭い範囲を暖めるとよいでしょう」
たとえば、床暖房やホットカーペットは座っている人がいる半分だけつける。