今季は灯油も高騰…荻原博子伝授するお手軽「冬の省エネ術」
ふだんは開け放している扉をできるだけ閉めて、狭い空間にする、などが効果的だそう。
「また、開放的なホットカーペットよりも、布団で閉鎖空間を作るコタツのほうが、消費電力も少なく、節電につながります。最近は、“おひとりさま用家電”が増えて『1人用コタツ』も人気です。1辺30センチほどの箱型にヒーターが入っていて、毛布などを掛けて使います。電気料金は1時間当たり約1.2円と、かなり安上がり。足元さえ温かくなれば、部屋の設定温度をもう1度下げることもできると思います」
’16年4月に電力小売りが、翌’17年4月にはガス小売りが自由化された。当時は新電力の登場や、携帯電話料金などとのセットプランが大きな話題に。電気やガスを新会社や適切なプランへ切り替えれば、光熱費が10%程度安くなることに注目が集まった。
「しかし、実際に電力会社を見直したのは634万件、全体の10.1%にとどまります(’17年5月時点・経済産業省)。ガスはさらに少なく、約48万件(’17年10月末日の申込件数・資源エネルギー庁)でした。切り替えが進んでいるとは決して言えない状況です。