“現役最高齢アナ”押阪忍さん明かす大動脈瘤手術からの生還
そのときは医師からも“この程度の大きさなら大丈夫だろう”と言われてそのままにしていたら、昨秋、急に大きくなっていたことが判明しまして。あと数ミリ大きくなったらいつ破裂してもおかしくない、破裂したら出血多量で死に至る場合もあると言われ、急遽、12月に手術することになったんです」
大腸がんの手術をやっと乗り越えたのに、さらなる病魔に襲われていたとは――。しかも、今回の手術では“アナウンサーの命”ともいうべき声を損なう懸念もあった。
「手術の麻酔で長い管を喉から通したため、声帯を傷つけることになり、(一時的に)しゃがれ声になりました」
押阪が受けたのは、鼠蹊部を切開してカテーテルを血管に入れ、瘤を吸収して小さくする手術だった。術後はリンパ浮腫ができ、いまも痛みがあるという。
「2週間前、痛みが出て来たので医師に訴えたところ、リンパ液が溜まっていたんです。それで注射で抜いてもらいました。今もけだるさがあり、気力や体力、体重も元には戻っていません。
3つあった瘤が小さくなっているか、これから定期的に検査をしていって、場合によっては再手術の可能性もあるようです」