本橋麻里 悔しさが力に…語っていた藤澤五月スカウトの理由
「チーム青森は、全国各地から強豪を集めた。でも、それはあくまで“寄せ集め”だったんです。カーリングに最も重要なのは、チームワークを超えた『意思の疎通』『阿吽の呼吸』。そのために、“生まれ育った故郷で、気心の知れているコたちで旗揚げするしかない”と考えたのでしょう。それこそ本橋は北見市で、選手の所属会社を探すための地元企業の訪問からスポンサー探しまで、走り回っていました」
旗揚げ当時から現在まで在籍し続けているのは、今大会でも大きな活躍を見せた鈴木夕湖(26)と吉田夕梨花(24)。そして’14年に吉田の姉・知那美(26)、’15年に藤澤が加入した。加入当時について、藤澤は本誌にこう語った。
「私は当時、中部電力に在籍していたんですが、選手としての結果を出せず、苦しい時期を過ごしていました。
『はやく故郷(北見市)に戻りたい』と思っていたとき、声を掛けてくれたのが、麻里さんだったんです」
本橋も、藤澤らをスカウトした当時の心境についてこう漏らした。
「(吉田)