くらし情報『角野栄子さん 5歳で別れた母が「魔法の世界」をくれた』

2018年5月7日 11:00

角野栄子さん 5歳で別れた母が「魔法の世界」をくれた

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「幼いころから、ずっと不安を抱えて生きていました。それを初めて忘れさせてくれたのが、子育てしながらチャレンジした『書くこと』でした。一歩踏み出したら、日常とは違うアナザーワールドの扉が開くかもしれないと、その繰り返しで今日まできました」

『魔女の宅急便』や『ちいさなおばけ』シリーズで知られる角野栄子さん(83)は3月26日、児童文学のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞」の作家賞に選出された。白髪と原色のメガネという個性的なスタイルで穏やかに語る姿は、まさにおしゃれ魔女のようだ。

12歳の魔女キキが、宅配便屋さんとして活躍する代表作『魔女の宅急便』は野間児童文芸賞などを受け、本編6作と特別編2作で累計167万部に達し、英語や中国語などにも翻訳された。’89年には宮崎駿監督によってアニメ映画となり、約265万人を動員して、新たな作品のファンを生み出した。

ほうきにまたがる代わりにペンを握って、角野さんは創作の大空を自在に飛び、新たな扉を開いてきた。キキに寄り添う黒猫ジジならぬ、次々と沸き上がる想像力を相棒にしてーー。

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