くらし情報『83歳の女性プログラマー語る「母の介護生活」開いた道』

2018年5月21日 11:00

83歳の女性プログラマー語る「母の介護生活」開いた道

と考えたことが、パソコンを勉強したきっかけ。退職金で当時40万円ほどかけてシステムを一式そろえるも、最初は大苦戦。パソコン通信ができるようになるまで3カ月かかった。ネット上でおしゃべりする場のシニアサロン「メロウ倶楽部」に創立から関わり、世界が広がったという。

それからは、表計算ソフトのエクセルを使った「エクセルアート」で手提げ袋を作るなど、活動の幅は広がり、「シニアこそもっとITを使いこなすべきだ」と思い、全国を講演で飛び回る日々。多くの出会いやチャンスを呼び込んでくれた。

母の在宅介護は10年ほど続き、70歳のときに看取った。介護がなければパソコンに目覚めることもなかったと思うと、「何事も無駄なことはなかった」と振り返る。


読者世代の50代は、子育てや仕事などが一段落し、学び直しの時間が持てる絶好のチャンス。「自分から可能性を否定しないで」と、若宮さんはエールを送る。

「『難しいから』と敬遠しないで、ITのスキルを得ると、新たな世界が広がります。今後、AIの時代になるとプログラミング自体、AIがしてくれるようになるでしょう。

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