2018年5月29日 16:00
稲森いずみ語るあのドラマの裏側「涙こらえて囲み取材に…」
そんな苦しい気持ちのなかでのチャレンジだったんですね。
「舞台はずっと出たかったんです。慣れてる現場というか、自分の居心地がいい現場でないところに行って勉強したかった。
ドラマって、どんどん新しいシーンを撮っていきますが、舞台は一つの物語をずっと稽古して本番も何回も何回も同じことを演る。明日はもっと良くしよう、って作り上げられることがすごくうれしかったです。ほかの役者さんの役づくりの過程とかも間近で見て、演技の深い話もできたのがすごくよかった。
それまではずっと一人でやってきたし、演技のレッスンを一回も受けたことがなく、『現場で習いなさい』と素人がポンとドラマに出させてもらった感じだったので、このときに初めて「芝居」という世界に出会えたのです。
だから、舞台は私のターニングポイントですね」
――初舞台がターニングポイントだったんですね。
今後の活躍も期待されますが、これからの夢や目標などはありますか?
「求められたら一生懸命やるだけなんですけど、どうしよう、おばあちゃんになっても続けていたら、フフフ(笑)」
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