くらし情報『文科省が支援を決定!当事者たちが語る女子高生の妊娠の現状』

2018年5月30日 11:00

文科省が支援を決定!当事者たちが語る女子高生の妊娠の現状

2カ月前に第2子も誕生し、幸せな日々を送っている。

しかし実際は、高木さんのように出産を選ぶ人は少ない。妊娠した未成年の多くが中絶を選んでいる。前出の河野先生によると「高校生が妊娠すると、ほとんどの場合、女子生徒だけがやめさせられてきた」という。

「かつて妊娠した女子生徒が妊娠健診に行くと、保健師が学校に連絡し、退学に追い込まれたケースがあります。つい最近も、妊娠した県立高校の生徒が退学させられました。学校はいつも、『母体に何かあったら責任を取れない』という理由で退学を促しているのです」(河野先生)

また、予期せぬ妊娠について相談を受け付けている「にんしんSOS東京」の大庭美代子さんは、こう分析する。

「10代からの相談の多くが、性についての正しい知識を持たないがゆえの“妊娠したかも”という相談。
生理が1日遅れているから妊娠したと思い込んだり……。子どもたちは、驚くほど性に対する正しい知識を持っていないのです」

かといって、避妊の仕方などを教えることを「セックスの肯定につながる」

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