2023年5月25日 16:42
カレーを作ったら常温で放置しないで! 加熱調理した食品でも油断大敵
ウエルシュ菌の増殖した食品を食べた後、平均10時間後くらいでお腹の痛みや下痢が起こりますが、発熱や嘔吐はほとんどみられません。
また、多くの場合で発症後1~2日で回復しますが、小さな子どもや高齢者、免疫力が低下している状態では重症化することもまれにあります。
食中毒菌対策、基本の3か条
内閣府食品安全委員会では、食中毒を防ぐ対策として大きく3つを推奨しています[*1]。
①つけない
野菜についた土をよく洗い落とし、細菌を食品につけないようにしましょう。
②増やさない
保存するときはすばやく冷蔵庫へ。可能な限り浅い容器に小分けしてください。
③やっつける
温めなおすときは「ボコボコ」するまでかき混ぜながら加熱してください。
特にウエルシュ菌の場合は自然界に広く存在する菌なので、最初から完全に食品に「つけない」ことは不可能です。
そして、一般的な加熱調理では「やっつける」ことも難しいため、とにかく「増やさない」ためにも、上記の対策に加え早期の消費(作ったら速やかに食べる)も心がけましょう。
食中毒かと思ったら
ウエルシュ菌も含め、蒸し暑くなってくる時期は食中毒が心配なものです。
もし「食中毒かも?」