2023年8月5日 10:11
海水浴でワカメを捕ったら逮捕される? 「知らなかった」は通用しない……最大3000万円の罰金も
密漁の中でも特に深刻なのが、アワビ、ナマコ、シラスウナギ(ウナギの稚魚)です。
これらを捕まえることは「特定水産動植物の採捕の禁止」の違反となり、3年以下の懲役又は3,000万円以下の罰金が科されます(漁業権や許可に基づく場合を除く)。
ちなみに3,000万円という罰金額は、日本の法律では個人に対する罰金の最高額であり、いかに重大な犯罪であるかがわかります。
万が一釣れてしまった場合などは、すぐにその場で海へ返しましょう。
身近な生き物でも密漁に?
(※画像は政府広報オンラインより)
アワビ、ナマコ、シラスウナギ以外の生き物だったら大丈夫かというとそうでもありません。アサリ、サザエ、ワカメ、コンブ、イセエビ、タコなどの生き物は「第一種共同漁業権」の対象になっており、一般市民がこれらの漁業権の対象になっている水産動植物を勝手に捕まえると「密漁」になります。この場合、100万円以下の罰金が科されます。
多くの場合、海岸に看板が立てられ、「遊漁者のみなさんへ」「注意」などの注意喚起がされています。
このような禁止行為やルールについて、レジャーを楽しむ前に必ず確認するようにしましょう。