髪色ルールって本当に必要?保護者の7割以上、職員の8割以上がルール撤廃に賛成【保育現場のリアルな声】
また、見た目の変化がマイナスにならないよう、責任感をより強く持つようになった様子もうかがえました。
変化を受け入れる柔軟性が重要
職員の髪色を規定するかしないかは保育所によって異なるでしょうが、規定を設ける背景には、明るい髪色が「派手」「清潔感がない」などのネガティブなイメージで捉えられやすい点があると思われます。しかし、髪を染める人が珍しかった時代とは異なり、現在は自由に髪色を楽しむことが当たり前というなか、「保育士の髪色は黒や茶色であるべき」という考えは一部の人の思い込みに過ぎないのかもしれません。
今回のアンケート結果でも、保護者の多くは髪色規定の撤廃を肯定的に捉えています。また、自由な髪色にできることで職員のモチベーションが上がるのは、保育所と保護者、双方にとってよいことだと言えます。こうした本来必要のない規定やルールを時代とともに変えていくことができる柔軟性が、私たちの暮らしをより良くするうえで、とても重要なのではないでしょうか。
(マイナビ子育て編集部)
調査概要
・「職員アンケート」
調査対象:さくらさくみらい園勤務者
調査時期:2023年8月18日〜8月29日
有効回答数:1,042
・「保護者アンケート」