「第一印象は気持ち悪いと思った」けれど…五感で性教育を学ぶ授業、中高生97%が「学校で必要な学習」と回答
のは、今回が初めてであるか尋ねたところ、89.6%が「いいえ」と回答しました。
Q1:コンドームの『存在を知る』のは今回が初めてですか?
学年別にみると、中学1年生の場合、約半分(51%)がコンドームの存在をまだ知らないと回答しています。保健の教科書にコンドームが初めて掲載される中学3年生で認知度は77%に高まり、高校1年生の段階になると、95%が知っていると回答しました。認知度の向上には教科書に複数回にわたって掲載されることが効果的であることがわかりました。コンドームの存在を初めて知った生徒の声を一部紹介します。
「第一印象は気持ち悪いと思った」(中1男)
「今の社会では性的暴力をする大人がいるということを知りました」(中1男)
「性感染症とかエイズとか今回で色々なことを知った」(中1女)
「自分のために何ができるか考えさせられた」(中1女)
『びわこんどーむ』が登場する講演会や授業の終盤には、中高生がペアで一斉に手指にコンドームの装着練習をします。同性の2人組でコンドームに触る体験学習も実施。復習後の2回目の装着はスムーズになり、最後には膨らませて爪で破るなどして伸縮性や耐久性などの構造や役割を理解します。