痴漢が起きやすい車両の特徴は?位置による違いはある?混雑率は250%よりも200%でむしろ多いことが判明
ドア付近は車内で最も混雑する場所であることが関係していると思われます。また、ドアの開閉の頻度による違いはあまりないこともわかりました。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より
まとめ
今回の調査結果から、電車内での痴漢は乗車率が高い車両で起きやすく、車両内においては、ドア付近やドアとドアの間のスペースという、やはり特に混雑しやすい場所で起きやすいことがわかりました。痴漢被害にあわないために少しでも空いている電車や車両に乗ることは、一つの対策になるとはいえるでしょう。しかし、通勤や通学のために満員電車に乗らざるを得ない人はとても多いと思います。個人での対策には限界があり、社会全体での取り組みが求められます。
(マイナビ子育て編集部)
調査概要
■令和5年度 痴漢被害実態把握調査/東京都
被害者調査:
2,219名(電車内2,010名、駅構内209名)
東京都内在住または東京都に通勤・通学等をする16~39歳の方で、通勤・通学に電車を用いる方のうち、電車内、駅構内で痴漢にあったことがある方
第三者調査:
1,354名(電車内1,042名、駅構内312名)
東京都内在住または東京都に通勤・通学等をする16~69歳の方で、通勤・通学に電車を用いる方のうち、電車内、駅構内で痴漢を目撃または痴漢の現場に居合わせたことのある方
調査時期:2023年8月10日~30日
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