痴漢が起きやすい車両の特徴は?位置による違いはある?混雑率は250%よりも200%でむしろ多いことが判明
は29.7%で、「真ん中あたりの車両」と比べると約半数、「一番端の車両」は10.6%という結果でした。これはそれぞれの駅の構造にもよるため一概には言えませんが、真ん中あたりの車両が混雑しやすい電車が多く、痴漢も発生しやすいということなのかもしれません。「一番端の車両」が比較的少ないのは、関東の路線では女性専用車両が先頭や最後部の車両に多いことも関係しているでしょう。
駅構内に関しては、「ホーム」で34.9%で最も多く、次いで「階段・エスカレーター」が28.7%、「通路」が16.3%となりました。人が密集して混雑しやすい場所で起きていることがわかります。
東京都「令和5年度 痴漢被害実態把握調査 報告書」より
痴漢にあったときの車両内の位置|ドア付近やその間の空間で多い傾向
次に、車両内の位置にはどうでしょうか。被害に遭ったときに車両内のどこにいたかを聞いた結果、「座席の前の通路」(23.3%)、「ドア付近(開閉が多い側)」(23.0%)、「ドア付近(開閉が少ない側)」(20.8%)が上位となりました。さらに「ドアとドアの間のスペース」が17.2%で続きます。
ここで注目したいのは、ドア付近や左右のドアの間のスペースで約6割の痴漢被害が発生している点です。