「今度リアルで会おうよ」スマホゲームのチャットで娘が執拗に話しかけられていた。「小学生に人気のゲームなのに」」
(日本文芸社刊『12歳までに知っておきたい 男の子のための おうちでできる性教育』より一部抜粋・再編集)
個人情報はむやみに教えない
SNSのアカウントなど、本名で登録していることはないでしょうか。誰でも見ることのできるものの場合、本名は危険。名前から検索をかけられて、住所や学校などが知られてしまいます。
本名は出していなくても、意外なところから身元がばれることがあります。たとえば、「降りる隣の駅で人身事故で電車が止まってしまった。困る......」「いま、虹が見えてるよ!(写真)」「友達と帰り道!(制服写真)」。このような日常のできごとを、SNSに投稿することはあるかもしれません。
でもじつは、これも検索して自宅の最寄りはどの駅なのか、この制服はどの学校なのかがバレてしまうのです。
自分のいまの気持ちや起こったできごとを投稿して楽しむSNSですが、個人情報につながる投稿は控えましょう。
友達や家族の情報なども同様です。実際に起こってから少し時間をおいてから投稿したり、誰でも見られる状態にはせず、知り合い限定公開にするなどの、工夫をしましょう。投稿する写真も顔や景色をぼかしたり、スタンプなどで隠したりして、個人情報に結び付かないようにします。