現在子どものいない夫婦の過半数は「子どもなし」が理想と回答、日本は子どもが生みにくいと思う割合は過去最多に
その一方で、今回の調査からは、既婚者の多くが日本社会は子育て世帯に優しくないと思い、子どもを持つことにハードルを感じている現状が浮き彫りとなりました。出生率が過去最低を記録するなか、子育て中の人々がマイノリティー化し、一部で揶揄される現象も見受けられます。国の政策の充実が求められますが、社会全体が子育てに寛容な態度を示していかなければ、現在の「少子化問題」が大きく改善することはないように感じられます。
(マイナビ子育て編集部)
調査概要
■夫婦の出産意識調査2024/公益財団法⼈1more Baby応援団
調査対象:全国の女性20歳~39歳、男性20歳~49歳(男性は妻が39歳以下かつ結婚14年以下)の既婚者、合計2,961⼈
調査機関:事前調査 2024年3⽉27⽇(⽔)〜4⽉8⽇(⽉)、本調査 2024年4⽉1⽇(⽉)〜4⽉8⽇(⽉)
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