【第二子妊娠・舟山久美子さんインタビュー】入院を機に意識変化、“くみっきー”の肩書を外した本当の自分
と聞かれて答えられなかったことも。本当の自分がどこにいるのか、自分のやりたいことはなにかがわからなくなって、20代はすごく悩みました。だけど、病気をしたり、結婚をしたり、出産をしたり、といったいくつかの人生の転機のたびに自分自身と向き合ったことで、30代にかけて少しずつ変わることができたように思います。
ーー20代から30代にかけて、大きな転機を迎える女性は多いですよね。制作にかけた3年間で準備したことは?
舟山まずは私自身の軸がぶれないことが必要だと思って、本づくりに取りかかるまでに心の断捨離を決行しました。自分が本当にやりたいものと、少しでも違和感があるものに向き合って、行動の取捨選択をするというか。本当は心地よくないのに習慣化してしまっている行動をやめてみたんです。
たとえば、読者モデルをしていたころ、身につける服や小物を選ぶにも「人からどう見られるか」が前提になっていました。
ほかにも、SNSには同じ服を着た写真をアップしないとか、そういう無意識のうちに作っていた習慣をひとつずつ見直して、整えてみたんです。そうやって、自分がどんなことを大事にしたいのか、心地いいと感じるのかを見極めました。