【第二子妊娠・舟山久美子さんインタビュー】入院を機に意識変化、“くみっきー”の肩書を外した本当の自分
ーー物理的にも断捨離したんですか?
舟山やりましたね。以前は衣装部屋としてひと部屋がいっぱいになるほどの服や小物を持っていたんですが、断捨離後はクローゼット1つで完結できるまでになりました。
身につけるものを選ぶときには、自分が心地いいか、モチベーションが上がるか、着心地がいいか、一生使いたいと思えるか、といったことを基準にしてみたんです。もちろん仕事柄トレンド感は必要だけれど、本当に自分が気に入る服を着ることのほうが大事だなって、改めて実感しました。
■入院中、1人の時間に気が付いたこと
ーー10代で芸能のお仕事を始めて、20代までノンストップで走り続けていましたよね。先ほど病気の経験や妊娠出産は転機になったと伺いましたが、一番大きな価値観の変化をもたらしたできごとは何でしたか?
舟山いちばん大きかったのは、27歳で体調を崩して仕事を休んだことだと思います。入院して久しぶりに休んで、家族や友人や仕事関係の人たちと会わずに1人過ごす期間に、それまで自分が、自分のことをまったく気にかけないで生活していたことに初めて気がついたんです。「人からどう見られるか」とか「家族や周囲のために仕事を頑張らなきゃ」