「今も叱り続けていたらと思うとゾッとします」子どもを叱る回数が激減、ホームレスパパの気づき
そういう時は、僕はアプローチを変えた方が良いと思っています。
我が家であった実例です。
(田村裕さん提供写真)
子供達が帰ってきて、手を洗い、カバンやランドセルを所定の場所に置き、中から水筒や洗うものなどを出して、制服をハンガーに吊るすこと。これをしないことを何回も叱っていたのですが、改善する気配がありませんでした。子供達は、家に帰ると手は洗うもののランドセルは置きっぱなし、着替えもしないままにお菓子を食べていました。お菓子を食べ満足するとそのまま遊んだり友達と遊びに行ったりしてしまいます。そうなるとランドセルは夜になっても所定の位置に置かれず、出すものも出されないまま、下手したら次の日の朝に出てくる。これでは洗うものが間に合わなかったり、次の日の準備にモロに影響が出てきたりします。
気になるので何回も奥さんにそれを言うと、奥さんも何度も何度も注意しているのに改善しないんだからどうしようもないと呆れていました。そしてまた自分が気になった時だけ注意する。毎回は注意出来ない。子供達からすると昨日は叱られなかったのに何で?となる。叱られない時もあるから、とルールが曖昧になる。
こういう時に僕は、教えたことが出来ていない子供達が悪いのではなく、教えきれていない親達が悪いと思うようにしています。