2022年3月31日 18:00
【PUNPEE×スカート対談】『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』主題歌で新たに挑んだチャレンジ
PUNPEEそういう、少し都会に踏み込んでる感じというか得体の知れなさというか。都心=ちょっとオシャレな街っていう理想をちょっと投影するようなイメージはありましたね。
澤部僕もPUNPEEさんが言ってたように、夜の街の感じをどうやって出そう?みたいなところから作り始めた気がします。やっぱり、どう都市を見るか?みたいなことが、音楽的には大事なのかなとは思ったりはしますね。都会の中心にいて中心を歌うんじゃなくて、外側から見た中心を歌うじゃないけど、なんかそういうのは心がけてる部分ではあるかなと思いますね。そういうところが、PUNPEEさんと合致したんじゃないかな。
――おかげでかなり物語に踏み込んだ歌詞になってますよね。都会で生きることの「孤独感」が、美しく、かつメランコリックに描かれているというか。
澤部僕の場合、物語の傍観者っていう目線で歌詞を書いてましたね。あの世界にいる誰か、みたいな。
PUNPEEそれは自分も同じかもしれないですね。でも(物語の行方を)なんか知ってそうな人、みたいな(笑)
澤部もしかしたらと思ってたのは……僕の歌詞の最初の4行ぐらいは、小戸川のタクシーに乗ってる人の目線かなとは思ってました。