2023年8月31日 08:00
増子敦貴 BLドラマ『体感予報』で感じたときめき「一つひとつの仕草が魅力的だった」
今まで演じてきた役とは全く異なるので、僕的にもかなり挑戦的な役でした。ダヨちゃんは視聴者の方に寄り添わなきゃいけないキャラクターだと思います。また、ダヨちゃんはモノローグが多く、物語を進める舵取り的な役割を担っているので、演じる上でもすごく難しかったです。
視聴者の皆さんも僕が演じるダヨちゃんのイメージがあまりつかないのではないかと思うのですが、いい意味で期待を裏切れたらいいなと。何より、すごく美しく撮っていただいたので、そこは楽しみにしていただきたいですね。
――今まで演じてきた役とは違うからこそ、得たこともありましたか?
ありました。BL作品では、攻めのカッコよさはもちろん、受けの繊細な表情が物語の重要な要素だと考えていて。一つひとつのシーンの雰囲気が、僕の表情のつくり方やお芝居に委ねられているだろうと思っていました。
特に『体感予報』には情熱的なシーンがたくさんあって、場面ごとにダヨちゃんの抱く感情が少しずつ繊細に異なるんですよ。滲み出るような嬉しさとか、そういう細かい感情を表現するのは難しくもあり、学びにもなりました。
――ダヨちゃんは表面的には瑞貴のことを「好きじゃない」