くらし情報『【立川志らくインタビュー 前編】10回目となった師走恒例の独演会で「芝浜」を』

【立川志らくインタビュー 前編】10回目となった師走恒例の独演会で「芝浜」を

そのときの「芝浜」は、自分で何をどうやったのか覚えていない。とにかく夢中。語り終えた後は、拍手がとても大きかった。ファンの人が、立川談志の影を、わたしに重ね合わせて見てくれたのかな。サンケイリビング新聞社が、たまたまわたしに声をかけてくれたことで、談志が志らくに「芝浜」のバトンパスをした、というような、そういういい誤解が生まれた。談志ファンにとって、家元が、志らく、替わりに「芝浜」をやってくれよ、と言ったような、そんな雰囲気すらあった。自分にとって、年末のよみうりホール公演は、そういう経緯でスタートした会だったんです」

TVで全国区の知名度を獲得した反面「落語できるの?」なんて言われる

【立川志らくインタビュー 前編】10回目となった師走恒例の独演会で「芝浜」を

立川志らく/写真:産経新聞社提供
そのバトンタッチから10年。今や、年末のよみうりホール公演は、立川志らくの定番公演になった。
「毎年末、この会で欠かさず「芝浜」を高座にかけているわけではありませんが、今年は「芝浜」をやります。そう決めた理由は、自分がTVにたくさん出るようになったから」

TVで全国区の知名度を獲得した反面、立川志らくの落語をまったく知らない人もまた、増えた。

「あいつ落語できんのか、とか、30何年間落語やってきて、やたら言われるんですよ。

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