『カリギュラ』『泣くロミオと怒るジュリエット』橋本淳が舞台に向けて菅田将暉に「関西弁を習いたい(笑)」
それに、考えすぎてしまうところは、ちょっと自分と近いかもしれないです。思いついたらすぐ行動するというよりは、思い悩むことの方が多いので。作品の中でも、カリギュラが逃亡したときに、周りにいるほとんどの人達が深く考えていない中、ケレアだけは何か腑に落ちないなとずっと考えている。そういう部分は僕と似ているかもしれません。
——まもなく本格的に稽古も始まると伺いました。
橋本そうなんです。先日、本読みをしたのですが、そこで皆さんの声を聞けたのはとても大きかったですね。この感覚を持ち帰って、それぞれが稽古までにどう作りあげてくるのか、楽しみでもあり、怖くもあります。
実は7月ぐらいから台本はいただいていたんですよ。そこから準備をしてきたので、ようやく、という感じもしますね。
——本読みのときには他のキャストさんたちと、どのようなやりとりをされたんですか?
橋本菅田くんやエリコンを演じる谷田歩さんと、休憩時間に「どうします?」「ここ難しいですね」というような話をしましたね。やっぱりみんな同じように苦戦している印象でした。登場人物はみんな、どこか掴みどころのない役なので。でもそこは全員で協力しながら答えを見つけていきたいと思っています。