瀬戸利樹 「大切な人に想いを伝えることは大事」アニメ映画『君は彼方』インタビュー
声優に初挑戦!
――脚本を読んだときの感想を教えてください。
初めて読んだときはシンプルで王道のストーリーなのですが、その中で二転、三転する出来事があって、そこが面白いな、という感想を持ちました。それでいて登場するキャラクターもすごく魅力的で。その時点ではどのキャラクターをどなたがやるかは決まっていない部分もあったので、これは誰がやるんだろう?って、想像をしたことを覚えています。
――今回、声優は初挑戦でしたが、事前にどんな準備をしましたか?
とにかく初めてで何をどうしたらいいかさえわからなかったので、出演が決まったときに、瀬名(快伸)監督に個人レッスンをしてください、とお願いしました。瀬名さんはご自身で声優もやられているので、そこで声優としての基礎を教えていただきました。
(c)「君は彼方」製作委員会
――レッスンでは具体的にどんなことをしたのですか?
普段、僕は俳優をやっているので、演技をするときは自分で実際に動きながら声を出しているんですよね。なので、まずはそれと同じように、『君は彼方』の台本を、動きをつけてやってみる、というのをしました。
そこから今度は動きを無くして声だけにすると、何が足りなくなるのか、というところで、声量や声域を意識するようにして。