2024年2月21日 18:00
アルバムリリースツアーを控えたTOOBOEインタビュー メジャー1stアルバム『Stupid dog』は全17曲の大ボリューム!
「錠剤」みたいな速い曲か「fish」みたいなバラードのどちらかだったので、その間のテンポ感の曲をやってみたいなと。
――新しいトライだったと。「月の行方」はファンク・テイストの楽曲です。
やっぱりスガさんの影響が大きいんですが、ファンクが好きなんですよ。岡村靖幸さん、SUPER BUTTER DOGや在日ファンクもそうですが、日本のミュージシャンはファンクと日本語の融合にずっとトライしてきて。勝手ながら、僕もそれを受け継いでやってみた感じですね。
――アルバムの最後に収録された「夜の叙情の如く」はまさに抒情的なバラードナンバー。
さっきも言いましたけど、シングルは攻撃力が高い曲が多いし、ノリが良くないとバズらない傾向があって。
「錠剤」とかで僕のことを知った人は「速くてガチャガチャした感じがTOOBOEらしさだよね」とおっしゃると思うし、それは間違いではないんですけど、「夜の叙情の如く」みたいな曲でも自分らしさをしっかり伝えられたらなと。16曲目の「浪漫」で勢いよく終わってもよかったんですけど、直感的に「そうしたくないな」と思ったんですよね。聴後感をもっと良くしたかったというか。